問題意識と章立て

問題意識、
現在の日本外交の問題点
・米軍再編・・・日本とアメリカの関係強化の何モノでもない
・日本の米国を診て行われる外交政策、従属外交
・従属せざるを得ない環境を自ら作りだしている、悪循環。

だが、それが厳然たる政策として実行されている以上、それを分析し、政策的にこうあるべきと提言することはわれわれの研究の本意ではない。われわれの研究の本意は、根底に流れる動きを突き止め、それを白日の下にさらし、それが引き起こす問題性を指摘し、それへの対応(具体的政策提言ではない)を考えるというものにある。
われわれはアメリカに沿ってどのように流れているのか?これを大きな問題意識として構成し、その流れの原動力であるアメリカの世界戦略を検証し、今後の世界を占っていく。

そこで、大きな問題として歴史の終焉と文明の衝突について考えねばあるまい。それはつまるところ、冷戦後、ソ連の崩壊という歴史的事実がアメリカの世界戦略に与えた影響は大きいということであり、冷戦時のような明確な戦略を打ち出せない15年間を経験しているのである。その15年の間で、アメリカの世界戦略はどのような方向に定まってきているのか、を考えていく。

論点;
冷戦崩壊と湾岸戦争
ソマリア紛争介入失敗とユーゴ空爆の成果
アーミテージ報告と911
アフガン戦争・・・世界の支持を得た対テロ戦争
イラク戦争・・・世界の反対を受けた対テロ戦争

といったところか、それぞれの歴史事実を書くとともに、アメリカの世界戦略がどのように明確に示されているかをそれぞれの事象において検証できればよい。そのため、まずどのような流れがあるか、ということをはじめに考えなくてはならない。それをみんなで考えるというよりも、これまで研究してきた中でもっとも研究領域の近いid;inuinunekoにそれを示してもらいたい。それを元に、それぞれの事象においてどのように現れているのかと、具体的に検証していくのがよいと考えている。


章立て、
○はじめに(問題意識)【3回生担当】
○総論(作業仮説)・・・流れを説明、世界戦略の展開【1回生担当】
○各論(仮説証明)【それぞれ希望者】
1、冷戦崩壊と湾岸戦争
2、ソマリア介入失敗からユーゴ空爆
3、アーミテージ報告と911による変化
4、アフガン戦争
5、イラク戦争(2003年5月の終結宣言まで)
6、まとめ(仮説検証)【1回生担当?】
○おわりに(今後の展望を兼ねて)【3回生担当】