銭湯

 いやー,ちょっと混み混みの銭湯でひとりモダンタイムスを演じているような感じでありました。まぁだいたい周囲の方々と波長を合わせることが苦手なもので,一人だけ浮いてしまうんですね。挙動不審というかなんというか。
 まぁ,とりあえず,洗い場で体を洗おうと思って座ってたら,なんか気になる。ちょっと冷たい水が後ろにかかるんすよ。まぁ,天井から水滴が降ってきたのだと思い,洗いつづけてると,また再び。なんやねんと後ろを向くと,顔に被弾。「後ろのシャワーかよ」みたいな。現在のワタクシのように自己否定的でありますと,自分がやったからやり返されたのだと解し,一層気をつけ縮こまるのですが,一向に止まず。なんでか考えておるとその間に,後ろに座る人が変わりましたが,この状況は同じ。「なんでやねん。」と思いまして以下の3点を思いついたと。
①施設の設計ミス・・・洗い場の幅が足らんと。設計がわるいんすよ,設計が。
②後ろに相手がいることを知らない・・・彼はきっと善意なのれす。断じて,いやきっと配慮が足らんわけではないはずなのです。
③自分がかけつづけた・・・きっとこの罰をうけたのです。

 いやはや,このように混んでおる銭湯を知らんもので,ワタクシもこんなちょっとしたことが気にさわるくらい小さい人間なのであります。このことだけで,公共の場としての銭湯でも自己中主義が蔓延しておるといいたくはありませんが。
 やっぱ銭湯でも人間性でるんすね。小さい人間は自分の範囲に縮こまりつつ,皆様にご迷惑をおかけしないように,一生懸命気を使うべきなのだと銭湯にて認識いたしました(新成人としての一年の心がけとして)。