後期の講義開始〜〜〜!

 唯一1限から講義がないパラダイスな月曜日が過ぎ去りました。。。今日受けたのは「国際情報戦略論」清本修身 なのですが、彼は読売新聞の国際面の記者だったという、赤澤先生や堀といった産経・読売嫌いな教授の講義が主流の立命館において、ある意味異色でおもしろい講義を取ってしまっているようです。
 ただ、ステレオタイプのような点が若干あるような気がしました。まぁ、その一つであり、自分の疑問なんですが・・・、国際関係において、最悪のシナリオを描くのと、最良のシナリオを描くのと、「どちらが良いか?」という問題。 これに教授は、「最良のシナリオ」では最悪の場合の対処ができないから「最悪のシナリオを描く」のが良く、仮に最悪のシナリオを描いておいて、その状態が起こらないとしても、起こらないならいいじゃないか という説明をされたわけです。上記のような説明の中では、最悪の場合のことを考えるのが良く、それが「戦略的な思考」というもんでしょうが、ちょっと待っておくれと。
 このことをゲーム理論で単純に図式化できるはずなので(正確ではない)、その説明で批判を行う。A国・B国が存在し、それぞれ外交政策ハト派戦略もしくはタカ派戦略が取れるとする。そこで、ある一方の国(A国とする)がハトでもう一方の国(B国)がタカの政策をとるとき、A国は一方的にB国の圧力もしくは攻撃にさらされることになり、A国の利益にはならないだろう(逆も同じ)。そのため、必然的に相手を信用できない場合、ハト派戦略は取りにくく、タカ派戦略を取ることになる。そうすると、互いにタカ派戦略を取るようになり、武装平和を生むということになる。まぁ、表にしたら上記のわかりにくい説明もわかるはずです。
 ということはですよ、このA国B国関係で最良なのはハトとハトの場合、置き換えれば、両国が「最良のシナリオ」を描きそのような行動に出る場合であり、タカとタカ、つまり両国が「最悪のシナリオ」を描きそのような行動に出る場合は、次善もしくは対立の恒常化を招くというさらに悪いものになるのじゃないかと思うわけです。
 この講義の教授の言うように、最悪のシナリオを考えるってのは、間違いじゃありませんが、だからといって最悪のシナリオを考えそれに沿った政策を実行することが、最良の戦略となるものではないと思うのです。難しいもんです。
(長文・駄文すいません。)